【頭のいい子に育てる・基礎編⑤】怖いものを使わせる!
「怖いもの知らず」では能力はのびない
東大生や有名大学に通う人の共通点に、家で「ガスコンロ」を使っていたというのがあります。「頭のいい子」の家ではガスコンロを使っていた?
これは、頭の良い子のお母さんの共通点として、子供に怖いものを
教えておいた方がいい。という考えが、あったからです。
(詳しくは、こちらをご覧ください。怖いものを教えると言うこと!)
「怖いもの知らず」という言葉がありますが、
怖いものを知らないと、大けがをしたり、命を落としてしまう可能性もありますし、
人の命を奪ってしまう恐れもあるのです。
だから、危険なもの、危ないものは、触らせない。
というのは、過保護であり、何の解決にもなりません。
たとえば、包丁や火は、危険ですが、使い方によっては、
大変便利で、生活には必要なものです。
これらは、正しい使い方さえすれば、危険もなく、安全なものなのです。
正しく使い方法を、考えながら使わせる事の方が、
ただ使わせない。
よりは、はるかに、子供の能力を伸ばすことにつながります。
昔の子供たちは、ストーブの上にやかんをかけた環境でも、
けして、やけどをせずに、上手に過ごすことが出来ました。
これは、親がきちんと、火の恐ろしさ、
その上にのっているやかんの恐ろしさを教えていたからです。
私は、小学校の5年の時から、学校から帰って、
お留守番をしていましたが、今のようなエアコンのない時代でしたから、
帰ってから、石油ストーブに、マッチで火をつけて、
お留守番をしていました。
時には、途中で灯油がなくなる事もありましたが、ちゃんと
火をけして、ポンプで灯油を入れ、またつける。
と言った、作業もできました。
ガスの湯沸かし器で、お湯を沸かして、留守番をしている間に、
お皿を洗ったりもしていました。
今、考えると、不完全燃焼をすることもありましたし、
よく対処できたな。と思いますし、
昔の親は、よくやらせたものだと、感心します。
親にその話をすると、昔は、エアコンもなかったから仕方がなかった。といいます。
環境が、子供を強くしていた時代でした。
この様に、怖いもの使い方をきちんと教え、正しく使えるようにすることは、
子供の自立を後押しすることにつながります。
「危ないから使っちゃダメ」
では、子供はいつまでも、親を頼り、自立できません。
そして、「怖いもの」知らないことで、子供をダメにしてしまう事は、
「自分が一番偉い」と、思わせてしまう事です。
自分が一番と、思って育つと、人の話が聞けない人間に育ちます。
自分が一番なので、頑張って良くなろう。
という、努力をしません。
人からのアドバイスを聞けないので、
せっかく才能を持って生まれたのに、生かせず、
ダメにしてしまう事にもつながります。
もって生まれた力を生かせる、「頭のいい子」に育てるためには、
謙虚な気持ちを持ち、人からのアドバイスを素直に受け、
自分のものにする気持ちも育てていく必要があります。
そのためにも、怖いものをぜひ、教えてください。