【頭のいい子に育てる・勉強編⑥】勉強で強い心をつくる!
強い心をつくる勉強
日本はゆとり教育のせいで、ひ弱な子供たちが増えました。我慢が出来ず、ちょっとしたことで切れたり、
いじめや自殺、不登校など、問題のある子供たちが増えました。
みんな心が、弱くなってしまった。
という印象を受けます。
詰め込み教育と言われていた時代に生き抜いていた子供たちは、
もう少し、忍耐力があったように、見えます。
それは、勉強という、試練や我慢という、あったためそれに耐えるために、
強くなったのかもしれません。
しかし、それだけではなかったと思います。
勉強する。という、目的・目標があったからです。
いつの時代でも、目的を持って、生きているときは、人は輝いています。
何もない平和な世界は、幸せですが、
「勉強漬けにするのは、かわいそう」という、大人の思い込みで、
試練をなくすと、逆に、何の目的もなく、弱弱しい、もやしのような
人間になってしまいます。
そして、ひとりでは不安で立っていられないので、同じような仲間とたむろし、
弱いものをいじめる。という目的を作って、自己の存在を確かめようするのです。
勉強は、「勉強して、成績を上げる。」という、目的意識を持つだけでも、
生きる目的として、成り立ちます。
青春の目標として、効果はあります。
しかし、さらに、勉強したことを生かして、どんな大学にはいって、
社会に出て、何をしたいか。
という、目標を見つけられたら、もっと、生きる目的ができます。
目標を持って、生きている人間は、しっかりと、自分の意志をもち、
人と同じでないことに、不安を感じたりしません。
いじめの仲間に入らないと、自分もいじめられてしまうから、
と意志のない行動もとらないはずです。
自己を確立できるからです。
勉強すれば、自分のやりたいこと、夢をかなえる事も可能になる。
そうした、将来への目標を持つことで、しっかりとした意志をもっていれば、
勉強が、将来自分の役に立つとしっかりと自覚し、
将来のイメージをもって、成長できるはずです。
子供たちが、地に足をつけ、しっかりと生き抜く力を持つためには、
その時、その時の目標をしっかり、持たせることです。
そのために、親子で話をしたりすることが大切です。
人は、常に戦う目的や目標を欲しがります。
それは、動物としての本能なのかもしれません。
何不自由ない平和な時こそ、意図的に、自分と戦う。
という、目標をもつ必要があります。